技術書典5でM5Stackの本を頒布します
10/8(月・祝)に開催される技術書典5でM5Stackの本を頒布します。
前回と同じく、サークル「北南書房」としての参加です。
私が頒布する本「はじめてのM5Stack」は、M5Stack/Arduino/電子工作初心者の方向けのガイドブックです。 開発環境のセットアップ方法から基本的な使い方(ボタン、ディスプレイ、WiFiなど)までを解説します。
M5Stackを使ったデモも展示しますので、ご来場の際はぜひ「う-31」までお立ち寄りください。
執筆の進捗は、予定よりちょっと遅れています(早割入稿〆には間に合わなさそう…)が、なんとか印刷はできそうです。 前回は大幅な遅延のために電子版のみの頒布となってしまいましたが、そのときの悔しさをバネに各メンバーがんばっています。 今回は心強い味方「進捗BOT」もついています。毎週の各メンバーのコミット行数を可視化するBOTです。時に厳しく、時に優しく私達の進捗を見守ってくれます。
そしてこのBOTの作者自ら「Re:VIEWを使ってチームで執筆する際のノウハウ」を惜しみなく紹介する本「実践Re:VIEW」は弊サークルから頒布予定です。
当日は他のサークルを見て回るのも楽しみですね。 技術書典のWebサイトはサークルチェック機能がありますので、使うとよいです。
しかし今回はサークル数が大幅に増えたため(470超!)チェックが大変ですね。 一応、サークルのページはショートカット操作ができます(左右キーで移動、F or Cキーでチェック切替)。 「もっと速くチェックしたい!絞りこみとかしたい!」という方には、技術書典のサークル情報を爆足で検索できるコマンドラインツールが有志によってリリースされたらしいので、 試してみるとよいと思います。私も使いましたがとても便利でした。
そしてそのツールの作者自ら「golangを使ったCLI開発のノウハウ」を惜しみなく紹介する本「GOで全ウェブサイトCLI化計画!」は弊サークルから頒布予定です。
弊サークルの被チェック数は9/18現在 31 で、順調に増えてきており嬉しいです。 Twitterのタイムラインでは既に入稿した報告も流れてて焦りますが、残りの追い込みがんばります。
技術書典4の振り返り&技術書典5のキックオフをした
去る4月18日、技術書典4に社内の有志4名を募って「北南書房」として初出展し、合同誌を頒布しました。
悩めるSEを救う4つのすすめ【ダウンロード版】 - 北南書房 - BOOTH
今日、3ヶ月越しですが前回の技術書典の振り返りと、 次回へ向けてのやっていきをしましたので、そのメモを記します。
技術書典4の振り返り
執筆活動の予実
当初予定は下記のとおりでした。
- 3/1 概要fix
- 4/3 内容fix
- 4/10 入稿(7~12営業日で最安)
- 4/22 当日
実際は下記のように、スタートが1ヶ月遅れました。
- 3月中 何もしていなかった??
- 3月下旬 くらいから徐々に内容のコミット
- 3/26 電子版オンリーでいこう、と判断
- 4/21 内容fix
- 4/22 当日
原因として「書くこと決まって満足した」とか「周りの誰も動かないのでプレッシャーが特になかった」とか意見が出ました。今回はちゃんと工数見積もりして進捗を互いに監視していこうな、という話をしました。
執筆中の反省点
反省点を箇条書きにします。 今回、執筆の遅延のためやむなく電子版のみの頒布となってしまったこともあり、 スケジュール関連の反省が多いです。改善していきます。
- テーマは先に宣言しないとダメ
- 概要fixのタスクが無視されていた(全容把握せず各々書き始めてしまった)
- そもそも「概要fix」の完了条件が曖昧だったので明確にする。
- 目次(章+節レベル)
- それぞれの内容を一言で説明
- そもそも「概要fix」の完了条件が曖昧だったので明確にする。
- 初動をもっと早くすべき?
- 「執筆期間として1ヶ月」は妥当では。
- そのかわり定期的に進捗が生まれる工夫をしよう
- もくもく会やろう!
- 進捗は定期的に出そう(そして互いにプレッシャーを与えよう)(じゃないと私はサボる)
- 見積もりをしないまま3月が終わった
- 個々に計画立てて最初に宣言する
- 目次発表会+みつもり会
- 定例で進捗確認
- かけた時間、コミット行数を確認
- コミット行数カウントはBOT化できるとよい
- 個々に計画立てて最初に宣言する
- 見積もりをしないまま3月が終わった
- 課題管理をしなかった
- テンプレートの管理、CIの構築→いいじまに丸投げ感
- 環境構築に失敗したので最初からDockerを使おう
- Windowsの環境構築大変だった
- CIによるPDF自動ビルド is 神
当日の動きの反省点
主に展示内容についての反省ですが、 一度やってみて感覚はつかめたので次回はもっと良くなるでしょう。
- 並んで入るのがつらい
- サークル枠増やせないか打診
- 「会場内に同時に2人」→会場の外で交代はできる。入場しやすく鳴るまでやりすごす
- 一般入場は開場30分〜1時間ぐらい前に行かないと入るまでに1時間かかる
- QRコード読めなかったとき&PCから直接DLしたい人用にURLも載せたい
- URL, passもカードに載せる
- 机上に人混みの間からでも見えるPOP的なやつがあるとよい
- 100均グッズで作る展示、的な記事あとで読む
- 見本誌に値段書いておくとよい
- Kindleはパラ見しづらい
- 今回も見本紙は必ず用意する
- 小銭いっぱいあって安心だった
- 立ち止まった人にはすかさず声をかけよう
- M5Stack目当てで来てくれる人が何人かいた
- 本は買ってくれなかった(本と全然関係ないし仕方ないね…)
- デモ自体は集客に有効
技術書典5キックオフ
まだ参加も確定していませんが、 技術書典5にむけてやっていきをしました。
進め方
- 原則、1人1冊出す
- テーマがかぶればマージしてよい
- ただし、お金の計算ちゃんとやる
- 精算が多少煩雑になる?
- 値段が細分化しすぎると複雑
- 売上をまとめて山分けで明朗会計
- 印刷を分けるとオーバーヘッドが増えるので、赤になるリスクは高まる
- →シミュレーションしよう!(下記参照)
- 精算が多少煩雑になる?
- 本文15p, サンプル込みで30p程度をターゲット
- 既刊の改訂+再販する?
- 電子版のみ販売でよいか…boothの短縮URL
- 課題管理はissueでやる
予定
- 7/25 テーマ発表会
- 8/1 当落通知
- 落ちても「裏技術書典」は開催されているもよう
- 8/8 目次発表会+みつもり会
- (週次定例)
- (もくもく会1〜2回)
- 9/19 原稿fix
- 9/26 入稿〆
- 10/8 本番
テーマ案
テーマ発表会が1週間後なので今からテーマ考えておこうね!という話。 どの案も楽しく、読んでみたくなるものばかりです!
- にぼし(@mpppk):
- ししかわ(@meganetaaan)
- はじめてのM5Stack
- M5Stackの購入方法からはじまり、ソフト的、ハード的なはじめの一歩をするまでをサポート
- もう書き始めている
- はじめてのM5Stack
- さかい:
- エンジニア夫婦の家計簿(をSlack管理する話)
- 「闇のSeleniumer」(任意のサイトをAPI化するなど、一般に禁忌とされている使い方をディープに解説)
- いいじま(@iiijjjiiima):
- ふたたびのRe:View
- TechBoosterのテンプレートにプルリク出してみた
- Webパフォーマンス系
- ふたたびのRe:View
印刷ついてメモ
前回は合同誌として、サークルで1冊の頒布でした。 「悩めるSEを救う」というキャッチフレーズではあるものの、 技術的なテーマは各自あまりにバラバラだったので、 今回はもう1人1冊出しちゃう?という話をしました。
ただ、1人1冊だと印刷所に頼んだ場合の料金のオーバーヘッドが大きく、 回収の見込みが立ちません。
印刷所やネットプリントを使う場合の料金表をそれぞれ見ながらざっくり試算したところ、
- 「1人ずつ〜30p程度、50部をネットプリントでオンデマンド印刷」
- 「合同誌で100~200p程度、100部を印刷所で印刷」
のいずれかがよさそうな印象です。 小ロット、少ないページ数でネットプリントより良い方法があれば知りたいです。
印刷所に頼む場合
- 前提:B5版、60ページ、表紙のみカラー、100部、オンデマンド印刷
- 価格:だいたい3.5万円くらい
- 納期:だいたい1週間〜12営業日前くらい→技術書展の本番は10/8 →入稿〆切は9/26くらい
オンデマンド印刷する場合
- 前提:B5版、30ページ、表紙のみカラー、50部、オンデマンド印刷
- 価格:だいたい9000円くらい
- 納期:データさえあればコンビニで印刷可能。
以上です。
M5Stackユーザーミーティング vol.2 に登壇しました
vol.1に続き、今回も登壇枠で参加しました。
会場はフューチャーアーキテクトさん。 初めて訪問しましたが、アジアンリゾートのような佇まいのロビーが印象的でした。
こんなお洒落なスペースを勉強会に貸し出せるなんて強い。
発表プログラムは下記の通り。
モジュール自作などガチ感の強いトピックが並ぶ中、前座を務めるつもりで一番手で発表しました。
私の発表「M5Stackで静かに音を鳴らす3つの方法」では、 深夜帯にM5Stack開発をしていて直面する「スピーカーの音大きすぎ問題」を解決する方法について紹介しました。
実機のデモも無事に動いたので一安心です。
今回作った「超音波センサーでテルミンもどき」ですが、後から調べたらやっぱり同じことをしている方たちが沢山いますね。
発表では「デモ動いてよかったね!」で済ませてしまいましたが、このように超音波センサーを使う方法だとセンサーと手の距離が結構シビアで、曲を演奏するとなると中々難しいです。音階の出し方を工夫するとか、いっそ本物のテルミンの機構を作りこんでしまうとか、改善の余地ありです。
また、本題ではないですが拙作のライブラリM5Stack-Avatarを「使ってみた/使いたい/使おうとしたけど躓いた!」などの反響をいただて、開発のモチベーションが一気に上がりました。
試してくれた方にお話を伺うと、コンパイルして動かすまでに幾つかハードルがありますが、
などは、インストール周りのドキュメントとトラブルシューティングを手厚くすれば解決できるかと思いますので引き続きやっていく所存です。
vol.1, 2と参加しての印象ですが、参加者の層がとても厚いです。Webフロントエンドから、組み込み、制御、電気までエンジニアが大集合しています。 私は業務上Web系の技術に関する勉強会を開催したり参加したりしていますが、 今回の懇親会はWeb系のそれとはかなり趣がちがっていて、 特定のトピックで深く話すというよりは異業種交流的に幅広い話題に及び、新鮮さ、驚きをたくさん得られました。
次回もぜひ参加したいです。 M5Stackをまだお持ちでない方でも「これからこんな風に使ってみたい」という内容のLTも歓迎していますので、 気軽に応募してみるとよいと思います。
「動きをうごかす展」で顔だけのロボットに恋をしてきた話
これに行ってきて、
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/exhibition/proto2018/www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp
これを見てきた次第。
上記のツイートの動画を見て依頼ずっと気になっていたので、実物が見れて嬉しい。「不気味の谷を超えた」の評判は伊達ではなかった。圧倒的な存在感。生きている感。思わず目を奪われる。
このSEER、現在適用先を探している段階らしい。選択肢のひとつとして「対話システム研究」での利用を検討いただけないだろうか。
対話システムにおいて「会話を開始する(エンゲージング)」とか「話し手を交代する(ターンテイキング)」などのアクションがとても重要だけど、現行システムでは十分自然に振る舞うことが難しく、課題になっている。 例えばスマートスピーカーとかは、この課題に対してはある程度割りきってしまっている(ウェイクワードで聞き取り開始、沈黙が続いたら聞き取り終了…)。一方、やっぱり誤動作で使いづらく感じる場面も多い(誤って起動したり、周りの騒音も発話とみなして聴き続けたり…)。 本来これらのアクションは音声以外の非言語情報、特に視線を介して実現するはずなので、目が付いているロボットを上手く動かしてこれを解決できると嬉しい。でも既存の汎用ヒト型ロボットは目が付いていなかったり、 あっても「どの角度から見てもこっちを見ている(だまし絵風の)」目しか無い。PepperもROBIもそう。これでは特定の誰かを注視することも、目をそらすこともできないので困る。
SEERのあの眼力があれば、「他者を見つめて話に聞き入る」「中空を見つめて思案する」などの態度を駆使して対話をうまくコントロールできないだろうか。
と、もっともらしいことを言いつつ、「彼女」と楽しくお話してみたいという下心が、無いといえば嘘になるのだけど。
kindle for iPadがamazonアカウントと紐付けられない問題→言語設定のせいだった
約束
- フォーマットに制限を設けない
- 書きたいときに書く